みなさんこんにちは!
2024年の桜の開花は平年よりも少し遅く、気象庁(https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/index.html)の発表によると京都の桜の開花日は3月29日(平年3月26日、昨年3月17日)、満開日は4月5日(平年4月4日、昨年3月24日)でした。
私が京都に訪れた日は3月30日だったのでまだまだといったところでしたが、木によってはかなり咲いているものがありました。
京都にはたくさん桜の見どころがありますが、今回訪れた北野天満宮、平野神社、千本釈迦堂、上七軒界隈にも見どころがありますのでぜひ参考にしてください。
また今回撮影に使った機材は、カメラがペンタックス K-5IIs、レンズはシグマ 18-200㎜ F3.5-6.3 Ⅱ DC HSM、タムロン SP AF90mm F2.8 MACRO[1:1] Model 72E、ペンタックス(旭光学)Super-Takumar 50mm F1.4の3つです。※一部スマホで撮影
RAWで撮影し現像ソフト「RawTherapee」で現像していますが、できるだけ機材やレンズが持っている雰囲気を壊さない範囲にとどめています。参考になれば幸いです。
桜、咲いてます。北野天満宮
北野天満宮といえばいわずと知れた学問の神様、菅原道真公を御祭神とした全国約12,000社の天満宮・天神社の総本社です。そして北野天満宮の春と言えばやはり梅が有名です。
ここには菅原道真公ゆかりの梅が50種約1,500本あるといい、正月頃から開花する早咲きのものから3月末ごろまで長く見ることができます。
そんな梅の名所の中で、数は少ないながらも桜の木が植えられています。2016年、住友林業による調査で日本唯一の新品種として「北野桜」と命名された推定樹齢120年の桜の木があるのですが、私が訪れた際は木の療養のために見ることができませんでした。
この北野桜は開花が遅く、平年で言うと4月中旬が見頃のようです。
この日は満開の桜の木はありませんでしたが、ちらほら咲き始めた桜を撮影しました。
北野天満宮での写真はすべてシグマ 18-200㎜ F3.5-6.3 Ⅱ DC HSMでの撮影です。
バイク・自転車は駐輪場へ
バイクは無料の駐輪場に駐車することができます。
公式サイトの「よくあるご質問」>「駐車場について」>「Q 駐車場はありますか」>「A 参拝者駐車場がございます。駐車場詳細にかんしてはこちらをご参照ください。」(「こちら」をクリック)>駐車場有料化についてよくある質問のページの「Q バイクや原付バイク・自転車も有料ですか?」のアンサー(A)に「無料です。駐車エリアは、一の鳥居向かって左手、楼門向かって右手、東門向かって左手に駐輪場を設けておりますのでご利用ください」と明記してあります。
京の桜といえば平野神社
京都の中でも特に桜の名所として有名な平野神社。北野天満宮の北西に位置し、北門からであれば徒歩3分ほど西へ歩けば着きます。
元々は平城宮の宮中に祀られていたのが、延暦13(794)年に平安遷都とともに現在の地へ遷座されたのが始まりだそうです。
桜は生命力を高める象徴として平安時代から植樹されてきたとのことで、現在では約60種400本が植えられています。
長きにわたり貴族の楽しみだった当社の桜でしたが、江戸時代になり庶民に夜桜が解放され「平野の夜桜」として都を代表する花見の名所として有名になり現在に至ります。
この日はやはり全体的には桜の咲き始めといった感じでしたが、東神門の前の「魁(さきがけ)桜」は早咲きでほぼ満開という感じでした。平野神社発祥の品種で、この桜が咲くと都の花見が始まるといわれているのだとか。
平野神社での撮影は全てタムロン SP AF90mm F2.8 MACRO[1:1] Model 72Eを使用しています。
京都最古の花街 上七軒
北野天満宮の東門から南東方向、今出川通りまで約400m続く上七軒通り。多くの人が「いかにも京都らしい街並み」と思うような景観がここにあります。
京都最古の花街と言われ、室町時代に北野天満宮の社殿が一部焼失した際に出た修復の残材を使い七軒の茶店を建てたのがこの町の始まりだそうです。
長い歴史を持つお茶屋のほか京料理や中華料理、和菓子店や上七軒の象徴的な建物である「上七軒歌舞練場」など、それらを見ながらそぞろ歩くにはちょうどいいエリアです。
上七軒エリアと後述します大報恩寺千本釈迦堂での写真はペンタックス(旭光学)Super-Takumar 50mm F1.4を使用しています。
このレンズ(私が使用している個体)は状態が悪くくもりやカビ、キズが多いので画像が全体的に白くぼやけた感じになっています。現像ソフトである程度クリアにできますが、あえて撮って出しに近くしております。
パソコンで「芸妓」を「げいこ」と打っても芸妓と変換してくれないので少し調べると、げいこではなく「げいぎ」なんですね。ただ京都では芸妓をげいこと呼ぶのが一般的のようで、関西のテレビなどでもげいこと呼んでいるようです。関西人の多くは芸妓をげいこと読んだり呼んだりするのではないでしょうか。みなさんはいかがですか?
京都の桜の穴場 千本釈迦堂
正式名称である「大報恩寺(だいほうおんじ)」よりも「千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)」という通称の方が知られているかもしれないこのお寺は、真言宗智山派の寺院。創建は鎌倉時代の承久3(1221)年で、本尊は釈迦如来(重要文化財)で本堂は国宝に指定されています。
このお寺を語るうえで欠かせないのが「おかめの物語」です。
おかめの物語
本堂を造営する際、大工の棟梁であった長井飛騨守高次が代りのない柱の寸法を切り誤ってしまい困っていた。それを見た妻のおかめが斗組を用いたらどうかとひと言アドバイスし、その結果無事に竣工させることができた。しかしおかめは女の提案で大任を果たしたことが知れてはと上棟式を待たずに自害してしまった。高次は妻の冥福を祈り宝篋印塔(おかめ塚)を建て、おかめの名にちなんだ福面を付けた扇御幣を飾ったとされる。その後、大工の信仰を得るようになり今日でも上棟式にはお多福の面を着けた御幣が飾られている。度重なる戦乱にも残った本堂とも結びつき厄除、招福のおかめ信仰につながっている。
ウィキペディア:大報恩寺https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%A0%B1%E6%81%A9%E5%AF%BA参照
国宝である本堂の前には「阿亀桜(おかめざくら)」と名付けられた樹齢約80年の見事な枝垂桜が花をつけていました。ソメイヨシノよりも若干早咲きのようです。
境内が桜で埋め尽くされるような華やかさはありませんが、おかめさんのように慎ましくも美しい桜を人混みに揉まれずゆっくりと見ることができるおすすめの穴場桜スポットです!
散策と撮影のまとめ
京都でゆっくり街ブラ散策をしたいけど人混みは嫌だし、かと言って穴場すぎるところもちょっと…という人におすすめしたい散策コースです。
人にもよりますが2時間程度はあっという間に過ごせるのではないでしょうか。
桜が満開の時期は平野神社はかなり混み合いますが北野天満宮や上七軒界隈、千本釈迦堂などは参拝者や観光客が多くてもごった返すということはまずないと思います。
北野天満宮は初夏の青もみじや秋の紅葉も楽しめ、この界隈はいつ訪れてもいいところだと思います。
また今回使用したタムロンとSuper-Takumarは単焦点レンズだったので、構図を決めるのがとても難しく勉強になりました。と同時にズームレンズの便利さもとても実感しました。
本格的な撮影ではなく、私のように気軽にスナップ写真を撮ることをメインとしている人であれば、便利なズームレンズと単焦点レンズ1本ずつ持って出かければ写真撮影の楽しみが増えるのではないでしょうか。
それでは今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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