みなさんこんにちは!
令和を迎えた2019年5月ですが、ニュースでは早くも猛暑日が記録されたと大騒ぎになりましたね!北海道の佐呂間町で39.5度を記録したと聞いた時にはびっくりしました。
早くも夏を感じて暑くなった体をちょっぴり冷やしに行ってきました!ぜひ読んでくださいね!
古くからある河底トンネル
大阪市此花区と西区の間を流れる「安治川」。昔から渡船による両岸の往来が盛んでしたが、河川舟運も非常に盛んで重要視されていたのでその航路の邪魔にならないよう川の下にトンネルを通したのが「安治川トンネル(安治川隧道)」。
計画は昭和初期で、1935年(昭和10年)に建設が始まり1944年(昭和19年)に竣工しました。日本初の沈埋工法によるトンネルだとか。
1977年(昭和52年)までは車もこのトンネルを通ることができたようですが、排ガスの問題などで車は通ることができなくなり、今では歩行者と自転車だけが通行できます。
このトンネルを通るにはエレベーターか階段で14m下まで降りる必要があります。
西九条駅から歩いてみる
JR大阪環状線・ゆめ咲線と阪神なんば線が乗り入れる西九条駅。ここから阪神なんば線の高架沿いに南へ向かいます。
約300mほど歩くとつきあたりが安治川トンネルの入り口ですのですぐにわかると思います。
わずかな距離しか歩いていませんが汗ばんできました(*_*;
この辺りは海や川が近いからなんでしょうか、ちょっと湿度が高いような気がします。
いざトンネルへ
エレベーターで降りようかとも思ったんですが撮影がてら階段で降りることにしました。
階段は向かって右手にあります。
それでは降りましょう!
まだ降ります。
まだまだ!!
同じような景色を繰り返し、ようやく一番下が見えてきました!
細い階段を14m下ってやっとトンネル部分にたどり着きました。14mってけっこうあるんですね…。
長さ約80m、幅は約2mのトンネルなのですごく細長く見えますね。ちょうど人がすれ違う分の幅しかありません。自転車の人は降りて押して歩いていました。
天井の高さも低く、2mちょっとぐらいしかなかったと思います。狭いところが苦手な人は圧迫感を感じるかもしれませんね。
壁のところどころに緊急時の指示が貼ってあります。トンネル内で地震などが発生したらめちゃくちゃ焦ってしまうかもしれませんが、指示に従って慌てずに!
また防犯のためでもあると思いますが、警備員が階段を含めトンネル内を巡回していました。天井には防犯カメラも設置されていますので、安心して往来できるようになっています。すれ違ったときに「こんにちは」と挨拶してくれました。(ちょっと怪しいと思われた可能性は否定できません笑)
”夕涼み”って書きましたが、ここは主に地元の人々が通行するためのトンネル。ここでじっとしていてもそれだけで迷惑になってしまうかもしれませんので、とっとと上に上がります。
やはりエレベーターを使わず階段で上がります。
下りと違い上りはやっぱりきつかった( ;∀;)
地上まで上がると暑さもありまた汗が流れてきました。
流れた汗を拭きつつ振り返ると…
出入口に大きな差はありませんね。
こちら側は目の前には大きな通りはなく、住宅や工場が並んでいます。
少し進めば通りには出ますが交通量が多いということはなさそうです。
安治川トンネルができるまであった「源兵衛渡船」が交差点名の由来です。ちなみに大阪市営の渡船は現在でも8カ所(天保山渡、甚兵衛渡、千歳渡、落合上渡、落合下渡、千本松渡、木津川渡、船町渡)あります。意外と多くないですか?さすが水の都ですね。
こちら側の最寄り駅は阪神なんば線・大阪メトロ中央線の九条駅。徒歩10分程度のところにあります。
安治川の堤防から写真を撮ってみました。
現在も舟運は盛んで船の往来は多いです。
トンネルは生活の一部
今回立ち寄った安治川トンネル。私が往復する間にも多くの人々が利用していました。
私は普段の生活でトンネルを通ることはほとんどなく、車に乗ってどこかに移動するときぐらいしかトンネルは通りませんが、この辺りに住んでたり職場や学校がある人々にとってこのトンネルを通ることは日常であり生活の一部です。その土地ならではの日常を感じることができ、ほんの少しの夕涼みもできて街ブラを楽しむことができました。
此花区側に「此花おもしろトレイルルート」なる看板があったので、この辺りを歩いて回るのも良さそうですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたヽ(^o^)丿
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